23回目のオーバーナイト発酵と同じレシピ・同じ量で、発酵時間だけを変える通常発酵版。オーバーナイト運用が定着してから久々の当日焼き(17回目・7/20以来、約1ヶ月半ぶり)。同じ条件でオーバーナイトと通常発酵の直接比較ができる貴重な回。

今回の検証ポイント

  1. 通常発酵に戻す: 一次発酵45分+二次発酵35分の従来運用
  2. 23回目との直接比較: 同じレシピで発酵時間だけ違う
  3. 同日焼きの完結感: 3時間程度で完結、焼きたてが夜に楽しめる
  4. オーバーナイトとの味・食感の違い: シンプル系vs熟成系

23回目(オーバーナイト)との対比

項目23回目今回(24回目)
粉はるゆたかブレンド 900g同じ
塩9g(1.0%)同じ
とかち野7g同じ
バター四葉主体 90g同じ
一次発酵冷蔵庫10時間35℃で40〜45分
二次発酵35℃で30〜40分35℃で30〜35分
焼成190℃10分×3ターン同じ
完成までの時間約11時間約3時間

条件

項目値
仕込み開始20:30頃
焼成予定22:30〜23:00
発酵環境オーブン35℃
室温27℃
湿度76%(雨模様)
天気雨
日付9/6

配合(23回目と完全同一、変更なし)

材料分量粉比
プロフーズ はるゆたかブレンド900 g100%
砂糖(生地用)40 g4.4%
塩9 g1.0%
とかち野酵母(予備発酵タイプ)7 g0.78%
予備発酵用 お湯(40℃)120 g-
予備発酵用 砂糖5 g-
牛乳375 g41.7%
水135 g15%
無塩バター(四葉主体)90 g10%

工程

  1. 予備発酵(20:30〜): お湯120g + 砂糖5g + とかち野7g、5〜10分待つ
  2. 一次こね: KN-1000で粉・砂糖40g・塩9g、予備発酵液・牛乳・水を加えて10分
  3. バター投入: 常温戻し済み、さらに5分
  4. 一次発酵: 35℃で 40〜45分
  5. 分割・ベンチタイム: 40g × 45個、ベンチタイム15分
  6. 成形: 丸めるだけ、大理石ボード使用
  7. 霧吹き + 二次発酵: 35℃で 30〜35分、15個ずつ3ターンに分けて発酵時刻をずらす
  8. 焼成: コンベック190℃で 10分(8+2)、15個×3ターン

予想される変化(オーバーナイトとの違い)

通常発酵で予想されること:

  • イースト臭がやや強めに残る(低温で揮発する時間がない)
  • クラムが少し粗い気泡(急速発酵の特徴)
  • 味は素直、熟成感なし
  • 甘みは控えめ(デンプン分解が浅い)
  • 焼き色は同じくらい薄め(塩1.0%の影響)

オーバーナイトの特徴(比較用):

  • 熟成香、甘い発酵香
  • しっとり感が強い
  • サワードウ的な旨味
  • クラムが細かい

「焼きたてのフレッシュさ」vs「熟成の深み」、どちらが家族の好みか改めて確認する機会。

観察ポイント

  • 通常発酵での一次発酵時間(金サフ時代は40分、とかち野で7gだと45分予想)
  • 焼き色・食感がオーバーナイト23回目と比較してどう違うか
  • 家族の反応(オーバーナイトと比較して)
  • イースト臭の強さ
  • 焼きたてのフレッシュ感

仕上がり

振り返り

仕上がり

通常発酵で焼き上げた丸パン 45個

通常発酵でも綺麗に45個が焼き上がった。

  • 形はふっくら丸く均一、通常発酵でも安定した仕上がり
  • 焼き色は淡いきつね色、23回目(オーバーナイト)とほぼ同じ
  • 表面はしっとりツヤあり、霧吹きの効果も同様
  • 見た目上、オーバーナイトとの違いはほぼ判別できない

振り返り

大きな発見: オーバーナイトと通常発酵で味の違いが少ない

家族評価「オーバーナイトと同じくらい美味しい(違いは少なめ)」 ✓

23回目(オーバーナイト10時間)と24回目(通常発酵45分)を1日違いで比較したところ、家族の実感としては味の差はほぼ感じられなかった。

この発見の意味:

  1. 選択肢が2つに広がった

    • オーバーナイト = 朝食用(前日夜に仕込む)
    • 通常発酵 = 夕食用or夜のおやつ(当日3時間で完結)
    • どちらもクオリティは同等という安心感
  2. 生活リズムに合わせて選べる

    • 朝食に焼きたてが欲しい → オーバーナイト
    • 夕食に焼きたてが欲しい → 通常発酵
    • 深夜に仕込む余裕がない日 → 通常発酵
  3. とかち野酵母 7gの汎用性

    • 通常発酵の40〜45分でも、オーバーナイト10時間でも、どちらでもうまく回る
    • 金サフより穏やかな発酵曲線が、両パターンに対応できる要因

日誌全体への影響

15〜23回目で「オーバーナイト発酵こそ至高」という流れがあったが、この24回目の実験で**「通常発酵も十分優秀」**という気付きを得た。

これは日誌の質的転換とも言える発見:

  • 「複雑・熟成」だけが正解ではない
  • 「シンプル・フレッシュ」もまた等しく価値がある
  • 選択肢を持てることが、家庭パン作りの豊かさ

次回に向けてのメモ

  • 断面写真での気泡比較(オーバーナイト vs 通常)
  • 翌日以降の保存性の違い
  • 冷凍後の食感の違い
  • 夕食のおかずパンとしての通常発酵の活用
  • 週の中の使い分けパターン(オーバーナイト/通常のバランス)