25回目の食パン専用回から1週間、今夜はオーバーナイト丸パンだが、料理で使った生クリーム130gが残っていたので、それを活用するリッチ版に。水を85g減らし、バターを40g減らして生クリームで置き換え、総水分・総脂肪はほぼ定番と同等キープの設計。

経緯

  • 18〜21回目(8月): 定番レシピの確立
  • 22回目(8/23): 食パン+丸パンハイブリッド
  • 23回目(9/5): 定番オーバーナイトの継続
  • 24回目(9/6): 通常発酵版、オーバーナイトとの比較で「同等クオリティ」発見
  • 25回目(9/13): 食パン専用回、新食パンレシピ確立
  • 26回目(9/19、今夜): 定番オーバーナイトの継続運用

条件

項目値
仕込み開始20:30頃
焼成予定翌朝
冷蔵庫時間約10時間
室温27℃
湿度70%
日付9/19〜9/20

配合(今夜の特別版:生クリーム活用)

料理で使った生クリーム130gが残っていたので、水とバターの一部を差し替えてリッチ寄りに。

材料分量粉比変更点
プロフーズ はるゆたかブレンド900 g100%定番
砂糖(生地用)40 g4.4%定番
塩9 g1.0%定番
とかち野酵母(予備発酵タイプ)7 g0.78%定番
予備発酵用 お湯(40℃)120 g-定番
予備発酵用 砂糖5 g-定番
牛乳375 g41.7%定番
水50 g5.6%135g→50g
生クリーム(乳脂肪35%)130 g14.4%新規追加
無塩バター(四葉主体)50 g5.6%90g→50g

差し替えの根拠

生クリーム130g(乳脂肪35%と仮定)の内訳:

  • 乳脂肪: 約45g
  • 水分: 約85g

差し替え計算:

  • 水を85g減らす(135g→50g)→ 生クリームの水分85gでカバー
  • バターを40g減らす(90g→50g)→ 生クリームの脂肪45gでカバー

総水分・総脂肪はほぼ定番と同等、乳成分の質だけ変わる。

期待される変化

  • 口溶けがふわっと良くなる
  • ブリオッシュ寄りの上品な味わい
  • 香りが豊か(生クリームの乳製品感)
  • クラム(内相)がしっとり

工程

今夜

  1. 予備発酵: お湯120g + 砂糖5g にとかち野7g、5〜10分待つ
  2. 一次こね: KN-1000で10分こね
  3. バター投入: 常温戻し済み、さらに5分こね
  4. 冷蔵庫へ: そのままラップして冷蔵庫へ

明朝

  1. 冷蔵庫から出す → 復温30分
  2. 分割・ベンチタイム: 40g × 45個、ベンチタイム15分
  3. 成形: 丸めるだけ
  4. 霧吹き + 二次発酵: 35℃で30〜40分
  5. 焼成: コンベック190℃で 10分(8+2)、15個×3ターン

仕上がり

生クリーム入り丸パン、量産成功

生クリーム入りリッチ版オーバーナイト、大成功。手前のトレイと奥のザルで合計約30個の丸パンが焼き上がった。

  • 焼き色は淡いきつね色〜白っぽめ、いつもの定番丸パンと同等
  • ふっくらツヤツヤした表面、生クリームの効果で口溶けが良さそう
  • 形は綺麗な丸、大きさも均一
  • 手前中央の1つに少し焼き色が濃い部分あり(天板の位置による差)

振り返り

レシピ設計は成功

生クリーム130gで水85gとバター40gを置き換えたB案は、総水分・総脂肪をほぼ同等キープしながら乳成分の質だけを豊かにする狙いが的中。焼き上がりは定番丸パンと同じレベルの安定感で、失敗リスクなく余り物を活用できた。

家族の反応: 翌日のプチパン(27回目)に軍配

翌日(9/20夜〜9/21朝)に焼いたプチパン(27回目)と比較して、**家族評価は「フランスパンの方が良いね!」**と、ハード系リーンに軍配。

なぜプチパンの方が好評だったか、考察:

  1. 粉本来の香ばしさ

    • リスドォル100%+モルト、余計な脂肪・糖なし
    • 小麦の風味が前面に出る
    • 丸パンは牛乳・バター・砂糖でマスクされる部分あり
  2. 食感のコントラスト

    • 外カリッ・中もちもちの明確な対比
    • 丸パンは全体的にふわふわ均一で、印象が単調
  3. オーバーナイト熟成の風味

    • リーン系はイースト・小麦の風味がダイレクト
  4. 食事パンとしての存在感

    • 丸パンは「おやつ・朝食のお供」ポジション
    • プチパンは「料理と対等に並ぶパン」

重要な発見: 家族はハード系リーンが好み

「祥平さんちの家族はハード系リーンが好み」という日誌の大きな発見。今後のレシピ開発の方向性が見えてきた。

リッチ版丸パンの位置付け:

  • 単独では大成功、口溶けも良く上品な仕上がり
  • ただし家族の好みではハード系がリードすることが判明
  • 生クリーム余り物の活用としては優秀、また作る価値あり

次回に向けてのメモ

  • ハード系レギュラー化を検討(丸パン一辺倒からの転換)
  • バゲット・カンパーニュへの発展
  • ライ麦・全粒粉入りリーン系
  • リッチ版と定番丸パンの直接比較(生クリームなしと)
  • 生クリーム余った時の第2の活用先も探る(バターと同時に置き換えパターンの派生)