11回目で確立した丸パンの定番運用を再現する回。粉は**富澤商店の春よ恋100%**で、8回目・9回目で使ったプロフーズの春よ恋との差が出るかも気になるところ。

今回の検証ポイント

  1. 11回目の定番運用の再現性: 粉600g・40g×27個の運用が安定して回るか
  2. 金サフを6gに減量: 高温環境(28.4℃)で少量ゆっくり発酵の効果を検証
  3. 富澤商店 春よ恋の使用感: プロフーズの同品種との比較
  4. 霧吹き習慣の継続: 10回目の気付き(湿度が焼き色に影響)を実践

条件

項目値
開始時刻22:00
室温28.4℃
湿度74%
天気晴れ
日付7/11

室温28.4℃は過去最高レベル、梅雨明け前後の暑さ。発酵が速く進む可能性があるので、一次発酵は生地の様子を見ながら短縮も検討。

配合(11回目の定番、粉600g)

材料分量粉比
富澤商店 春よ恋600 g100%
砂糖30 g5.0%
塩8.4 g1.4%
金サフ(インスタント)6 g1.0%
牛乳250 g41.7%
水170 g28.3%
無塩バター(常温戻し)60 g10%

工程

  1. 一次こね: KN-1000に粉・砂糖・塩・金サフを入れ、牛乳・水を加えて10分こね。
    • 塩と金サフは直接触れないよう、粉と先に混ぜる
  2. バター投入: 常温に戻した無塩バターを入れ、さらに5分こね。
  3. 一次発酵: オーブンの発酵機能、35℃ で 40〜45分(金サフ6gなので気持ち長めから見る、室温高いので短縮も検討)。
  4. 分割・ベンチタイム: 40g × 27個に分割、軽く丸めてベンチタイム15分。
  5. 成形: 丸めるだけ、表面をピンと張らせる。
  6. 霧吹き + 二次発酵: 天板に並べたら霧吹きで表面を軽く湿らせる、35℃で 25〜30分(室温高め+金サフの速さで短めから見る)。
  7. 焼成: コンベック190℃ で 10分(8+2)。1回15個 × 2回で焼成。

観察ポイント

  • 金サフ6gでの発酵速度(7〜8gとの比較)
  • 富澤商店 春よ恋の使用感(プロフーズとの違い)
  • 室温28.4℃での発酵速度(過去最高の環境)
  • 11回目のフィッシュアイ(色ムラ)は改善するか
  • 2ターン目の焼き色を1ターン目と揃えられるか

進行ログ

発酵時間の実績

  • 一次発酵: 35℃で 40分
  • 二次発酵: 35℃で 35分

金サフ6g(11回目より減量)+ 室温28.4℃(過去最高)の組み合わせは、結果的に11回目(金サフ7〜8g・一次40分・二次30分)とほぼ同じリズムに落ち着いた。イースト減量と高温の効果が相殺した形。

知見: 金サフの適正量は環境に応じて調整可能。夏場(室温28℃以上)は6g(粉比1.0%)、通常時は**7g(粉比1.17%)**が目安として使い分けできそう。

仕上がり

焼き上がりの丸パン 27個

27個綺麗に焼き上がり。

  • 手前の丸ザル(1ターン目): きれいなきつね色、焼き色は理想的
  • 奥のメッシュトレイ(2ターン目): 焼き色がやや薄く白っぽい
  • 形はふっくら均一、40gサイズの安定運用が定着
  • フィッシュアイ(斑点色ムラ)は今回ほぼ見られない → 霧吹きの精度が上がった
  • 1ターン目と2ターン目の焼き色差は11回目と同じパターンで再現(2ターン目の発酵時間短さ影響)

味の所見

塩味がやや強めに感じられた(美味しく食べられる範囲ではある)。

考察:

  • 塩の粉比は11回目と同じ1.4% → 塩そのものの量は変わらないはず
  • 富澤商店の春よ恋の風味特性(プロフーズと比べて粉の甘みや旨みが控えめだと相対的に塩気が前に出る)が影響した可能性
  • 金サフ6gの減量で発酵の旨味成分が控えめになった可能性
  • 室温28.4℃で発酵時間が短めだったため、熟成による風味の複雑さが少なめで、塩がクリアに主張した

振り返り

仮説検証の結果

項目想定結果
11回目の定番運用の再現性安定して回る◎
金サフ6gでの発酵7〜8gよりゆっくり一次40分・二次35分でOK
富澤商店 春よ恋プロフーズとの差塩気がやや前に出る傾向
高温環境(28.4℃)での発酵過発酵リスク◎ 金サフ6gと相殺、問題なし
霧吹き効果フィッシュアイ抑制◎ 11回目より改善

新しい発見

富澤商店の春よ恋はプロフーズより風味が控えめかも:

  • 同じ配合で塩気がストレートに感じられる
  • 粉自体の甘み・旨みが少ないぶん、塩や砂糖の量で味の調整が必要かも
  • ただし個体差の可能性もあるので次回以降で再検証

次回に向けてのメモ

  • 塩を7g(粉比1.17%)に減らして富澤春よ恋向けの調整を試す
  • または砂糖を35gに増やして甘みで塩味を和らげる
  • 一次発酵を50分に伸ばして旨味成分の生成を促す実験
  • プロフーズ春よ恋を購入して同条件で焼き、比較する
  • 2ターン目の焼き色対策として、発酵時間の均等化を再検討